三協の工場案内 その7 洗剤自動投入装置

三協の工場案内 その7 洗剤自動投入装置

今回は、三協のおしぼり工場で稼働している「洗剤自動投入装置」をご紹介します。
清潔で安心なおしぼりを提供するために欠かせないこの装置。
一見シンプルに見えるタンクですが、その裏には緻密な仕組みと工夫が詰まっています。

自動投入装置ってなに?

この装置は、おしぼりを洗う工程で使用する薬剤(洗剤や漂白剤など)を、自動的に正しい量で投入してくれる装置です。

人の手で薬剤を量って入れると、どうしても「入れすぎ」や「入れ忘れ」が起こりがち。
でもこの装置なら、機械が常に正確な量を投入してくれるので、洗浄の品質が一定に保たれます。

3つの主力タンクの役割

工場では、次のような薬剤が大きなタンクに入れられています:

1️⃣ オーリスWV-32(洗剤)

  • 無色透明の中性洗剤
  • タオルについた皮脂や汚れをやさしく落とす
  • 100Lの水で1袋を希釈して使用

2️⃣ 次亜塩素酸ソーダ(漂白・除菌剤)

  • 黄色っぽい液体
  • 白いおしぼりの漂白・殺菌に使用
  • 原液1:水10の割合で薄めて使用

※工場では2つのタンクで管理されており、使用量や用途別に分けています。

3️⃣ ルビロンHG-300・クリアリビングK-300(柔軟・抗菌加工剤)

  • 金属製の大きなタンクに投入
  • 仕上げ工程でおしぼりの肌触りや抗菌性を高める薬剤
  • 500Lの水で2袋を希釈して使用

使用される薬剤はすべて濃度や使用量が表示されており、作業者の安全をしっかりサポート
次亜塩素酸ソーダのような強い薬剤には、手袋や保護具の使用を徹底しています。
この洗剤自動投入装置のおかげで、三協では毎日何千本というおしぼりを安定した品質で洗浄・供給しています。
こうした見えない部分の努力が、皆さまの手元に届く清潔なおしぼりを支えているのです。

今後も、衛生・安全にこだわる工場の裏側をどんどん発信していきますので、お楽しみに!