大量の洗濯を効率よくこなす「連続洗濯機」とは?
- 2025.07.25
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病院やホテル、クリーニング工場など、当社のようにおしぼりなどを日々大量の洗濯物を扱う現場では、スピードや仕上がりの美しさだけでなく、省エネ性や安全性も重要なポイントです。そんな中、近年多くの現場で注目されているのが、「連続洗濯機」と呼ばれる業務用洗濯設備です。

「連続洗濯機」ってどんなもの?
連続洗濯機(別名:トンネルウォッシャー、またはContinuous Batch Washer)は、大量の洗濯物を連続的に洗浄できる業務用機器です。使い方はいたってシンプルで、片側から洗濯物を投入すると、内部の複数の洗濯室を通りながら、洗浄・すすぎ・脱水といった工程を順に経て、反対側からきれいな状態で排出されます。
内部は多室構造になっており、たとえば12室の構成であれば、各室に約90kgの洗濯物を収容可能です。この仕組みにより、1時間あたりで2,000kgを超える処理も可能で、大規模工場にとっては非常に心強い存在です。
特許技術による高性能な洗浄と省エネ性
このメーカーの連続洗濯機の特長の一つが、独自に開発されたドラム構造です。特許を取得した偏心ヘリックス型の内部設計により、洗濯物が内部でムラなく動き、洗浄効率が非常に高いだけでなく、色移りや絡まりといったリスクも抑えられています。
また、水やエネルギーのリサイクルを前提とした設計により、無駄のない運転が可能です。温水の熱を次の工程に活用したり、自動制御によって最適な使用量を保つ仕組みが搭載されており、省エネ性にも優れています。
さらに、洗濯物の搬送から脱水までの各工程が自動で連携されており、センサーによる安全管理機能も充実しています。これにより、作業者の負担を軽減しつつ、安全かつ安定した稼働が実現されています。
洗濯の現場は、ただ「汚れを落とす」だけではありません。毎日大量に、確実に、そしてきちんと洗い上げるという“当たり前”を支えるのが、信頼できる設備としくみです。今回ご紹介した連続洗濯機は、まさにそうした現場の期待に応える一台です。
処理能力や省エネ性といった数値だけでなく、洗い上がりの安定感や、故障の少なさ、操作のしやすさといった“現場の実感”に根ざした性能がしっかりと詰まっています。目立たずとも、日々確実に働き続けること──それこそが、本当の意味での「いい機械」だと、私たちは考えます。
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