お客様の心をつかむ！印象に残るおしぼりの出し方

飲食店に入って最初に受け取るもの──それは「おしぼり」。
多くのお客様にとって、おしぼりは「出てきて当たり前」の存在です。だからこそ、そこに一工夫を加えることでお客様の印象を大きく変えることができます。

言い換えれば、「当たり前のサービス」を「印象に残るサービス」に昇華させる絶好のチャンスなのです。
今回は、実際に効果を上げているおしぼりの出し方をご紹介します。

手渡しで印象アップ！

手渡し1：丁寧さが伝わる「中央取りスタイル」

おしぼりを半分に折り、両端を持ってお客様に差し出し、真ん中から取っていただく方法です。
その丁寧さと気遣いが強く印象に残ります。

手渡し2：「開けたて感」で清潔感を演出

おしぼりのフィルムの先端を破り、そこからお客様に取っていただくやり方です。
封を開けた瞬間の「新鮮さ」が伝わり、清潔で信頼感のある印象を与えます。

手渡し3：「クルクル渡し」で遊び心をプラス

おしぼりの端を親指で軽くつまみ、お客様に渡す際に「クルクルッ」と下に落とすようにして差し出す方法。
少しの仕草に動きが加わるだけで、受け取る側にはちょっとした楽しさや驚きが生まれます。

感動を呼ぶ「2本出し」

繁盛店で多く実践されているのが、「2回おしぼりを出す」方法。
食前と食後の2本出しにすることで、「最初の印象」だけでなく「最後の印象」までしっかりフォローできます。

• 食前…お客様のリラックスと期待感を高める。
• 食後…満足感と「また来たい」という気持ちを強める。

小さな一手間で、お客様の満足度はぐっと上がります。

おしぼりは単なる“手を拭くもの”ではなく、「心を伝えるツール」です。
そこに気遣いや個性を込めれば、お店の印象を一瞬で変えることができます。

毎日の接客の中で、少しの工夫を積み重ねていく。
それが「また行きたい」と思われるお店づくりにつながります。

あなたのお店では、どんな“おしぼりの出し方”を試してみますか？