世界のおしぼり事情
- 2024.10.23
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日本では、おしぼりはレストランやカフェ、バー、飛行機の中などで頻繁に提供されます。通常、温かいおしぼりは冬に、冷たいおしぼりは夏に出されることが多く、訪問者に心地よさとリフレッシュ感を提供します。日本では単に手を拭くだけでなく、心のこもったおもてなしの一環として捉えられています。また、使い捨てのおしぼりも多く利用されており、特に衛生面に配慮がされていますが、世界的にはどうなのでしょう??
欧米の場合
欧米の飲食店では、「テーブルに着く前には既に手を洗い終えている」ことが前提とされているため、日本の飲食店で食前に出されるような「おしぼり」はあまり見られません。
一般的には、ナプキンやウェットワイプが手を拭く目的で使われることが多く、これは日本のおしぼりとは異なり、使い捨てのものが主流です。
欧米では、日本のように広くおしぼりが提供されるわけではありません。高級レストランや航空会社でのみ、おしぼりが提供されることが多いです。
ヨーロッパの場合
ヨーロッパの国々では、おしぼりの文化はあまり定着していません。フランスやイタリア、スペインなどの国々では、レストランでおしぼりが提供されることは稀で、手を拭くためにナプキンを使用するのが一般的です。ただし、高級レストランでは、食事の前後におしぼりが出されることもあります。特に、航空会社ではフライト中におしぼりが提供されることがあり、これがヨーロッパにおけるおしぼりの利用の主な場面です。
中国の場合
中国でも日本と同様に、おしぼりが広く利用されていますが、やや異なる点があります。中国では、レストランで提供されるおしぼりは有料であることが多く、飲食店によっては自分で持参することも一般的です。また、おしぼりは日本のように季節に応じて温度が変わることは少なく、冷たいおしぼりが主流です。中国では、食事の際に手を拭くだけでなく、顔や首筋もおしぼりで拭く習慣があります。
このように、海外では日本食店や日本のサービスから普及したおしぼりの提供も多くみられます。
おしぼりは世界中でさまざまな形で存在していますが、国ごとにその役割や提供の仕方が異なります。日本のおしぼり文化は、特に「おもてなし」の一環として際立っており、他の国々とは一線を画しています。
世界のおしぼり文化を知ることは、その国の生活習慣やおもてなしの心を理解するための一つの鍵となりますね♪
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