温かいおしぼりの効能・効果について
- 2025.10.01
- 未分類

季節の変わり目で、だんだん温かい物が心地よい季節になってきましたね。
温かいおしぼりを使用したときに、何となくホッとした経験は誰しもあることだと思いますが、温かいおしぼりを使用したときになぜあの「ホッ」とした感覚が起こるのでしょうか。
今回は、『温熱刺激』の仕組みと、おしぼり提供時のポイントを分かりやすくご説明したいと思います。

なぜ“ホッ”とするの?——温熱刺激のメカニズム
看護分野の文献[1]では、温熱刺激が次のような作用をもたらすとされています。
- 筋緊張の緩和:こわばりがゆるみ、身体が楽に。
- 関節の硬直の減少:可動がスムーズに。
- 痛みの軽減:温かさが不快感を和らげる方向に作用。
- 血流の増加:末梢血管が拡張し、めぐりがよくなる。
これらが合わさることで、手に触れただけでも安心感・解放感につながり、あの「何とも言えないホッとする」感覚が生まれる、と考えられます。
温熱刺激による身体への影響

からだの中では何が起きている?
温熱刺激によって血管が拡張し、血流量が高まると、代謝産物(タンパク質・脂質・核酸・炭水化物など生命活動に欠かせない物質)の流れがスムーズになります。加えて、白血球の増加が促進されるとの知見もあり、からだの“めぐり”が整うことで快適感が得られやすくなります。
提供温度の目安——“ちょうど良い”は約40℃
皮膚温よりやや高い「40℃前後」が、看護の観点からは心地よさと安全性のバランスが良いとされています。
当社取り扱いのおしぼりウォーマーは約70℃以上になるため、**提供前に数十秒〜数分おいて“少し冷ました状態”**でお客さま・患者さまへお渡しするのがおすすめです。
これから寒い季節に向かいます。
温かいおもてなしでお客様にホッとする安らぎと心地よさをご提供したいですね♪
-
前の記事
紙おしぼりに含まれる水分は何でできてるの?? 2025.09.24
-
次の記事
おしぼりからエコ・環境を考えてみよう 2025.10.08