おしぼりの歴史について

おしぼりの歴史について

こんにちは、皆さん。今日は、私たちの日常生活に深く根ざしているアイテム、おしぼりについて話しましょう。レストランや旅館、飛行機などで提供されるこの小さな湿ったタオルは、日本のホスピタリティの象徴とも言えます。しかし、その起源や歴史についてはあまり知られていません。それでは、おしぼりの歴史を探ってみましょう。

周囲を海に囲まれた島国日本は、温暖で湿潤な気候。
それに日本人の清潔好きな気質も手伝っておしぼりが誕生したと考えられています。

おしぼりの起源は、実はかなり古い時代に遡ります。一部の資料によれば、おしぼりは平安時代にまでさかのぼるとされています。当時、貴族たちは手を清めるために湿った布を使用していたと言われています。これがおしぼりの最初の形だったと考えられています。

江戸時代になると、おしぼりは庶民の間でも広く使われるようになりました。特に、飲食店や旅館では客人の手を清めるためにおしぼりが提供されるようになりました。これは、食事の前後に手を清潔に保つという日本の習慣を反映しています。

また、この時代にはすでに、冷たいおしぼりと温かいおしぼりの両方が存在していました。季節や天候によって、冷たいおしぼりが提供されることもあれば、温かいおしぼりが提供されることもありました。

綿のタオルがはじめて日本に輸入されたのが1868年と言われていますから、いわゆる「綿タオルのおしぼり」が誕生したのは、明治時代以降と思われます。

漫画バガボンドでは、宮本武蔵が布を川の水に浸して体を拭くシーンが出てきますが、古くから布に水を浸し体や手足を清潔にする習慣があったのではないでしょうか。
少なくとも、戦前から家庭でおしぼりを使う習慣があったようです。

戦時下の貧困生活の中では、とかく忘れられていた「おしぼり」を出すという習慣も戦後10年ほど経過した昭和30年頃に、飲食店向けに形を変えアメリカのリース方式を採り入れた貸しおしぼり業として家内工業的に始まりました。
当時は、貸しおしぼりを家庭用洗濯機で洗い、1本1本手巻き生産をし、レストランや喫茶店等に卸していたそうです。それが、業務用包装機や業務用洗濯機等の開発により、量産体制を可能にし、徐々に貸しおしぼり業者が増えていきました。

昭和39年の東京オリンピックを契機として、外食産業の発展とともにおしぼりのマーケットも広がり、当社でも昭和45年に現社長が脱サラしてこの業種に参入しました。

現代では、おしぼりは日本のホスピタリティの象徴として世界中に知られています。飛行機のファーストクラスやビジネスクラス、高級レストランなどでもおしぼりが提供されています。また、一部の国では、日本の影響を受けたレストランやホテルでもおしぼりが提供されています。

また、現代では使い捨てのおしぼりも普及しています。これは衛生的で便利な一方で、環境問題とも結びついています。そのため、再利用可能なおしぼりを提供する動きも増えてきています。

その後、紙製の使い捨ておしぼりが出現し、最近では自動おしぼり製造機も開発され、現在では、商品の多様化とともに、飲食店以外でもアミューズメント施設やゴルフ場、スパ施設、タクシー、美容室など様々な接客の場面で利用されるようになり現在に至っています。

おしぼりの歴史は、日本の文化と深く結びついています。そのため、おしぼりはこれからも私たちの生活に欠かせない存在として残るでしょう。しかし、環境問題への配慮や新たな技術の進歩により、おしぼりの形や提供方法も変わっていく可能性があります。

おしぼりは、日本のホスピタリティの象徴として、私たちの生活に深く根ざしています。その歴史は、日本の文化と深く結びついており、これからも私たちの生活に欠かせない存在として残るでしょう。

おしぼりの歴史を知ることで、私たちが日常的に使っているこのアイテムに対する理解が深まるのではないかと思います♪