全焼からの復活

全焼からの復活

皆さん、こんにちは😊

協子(かなこ)です。

栃木県さくら市にある おしぼり&タオルレンタルの株式会社三協の中の人です。

今日は、「三協」の復活の軌跡についてお話したいと思います。

当社は2019年12月26日の未明、漏電を出火原因とする火災により全焼の被害にあいました・・・。

布製品を多く取り扱う工場内は、乾いた冬の空気と相まって激しく燃え上がったとみられています。

社長の泰弘さんは、火災が発生する数か月前に代表に就任したばかりでした。

火災発生の報を受け、途方に暮れていましたが、泰弘社長は翌日には復活に向け歩み出していました。

三協のレンタルおしぼり事業は、近隣地域の同業者20社の協力により、おしぼりを仕入れることで供給を止めずに済みました。まもなく保険がほぼ全額支払われることがわかり、再建に向け大きく前進できると見えた2020年春。コロナウイルスの感染拡大によりおしぼりの納入先に飲食店の経営悪化という新たな打撃が深刻化してきたのです。

工場の全焼・・・コロナウイルスの感染拡大・・・、工場の再建が見えてきた中で感染拡大はかなり大きいなダメージでした。

しかし、社長は、その逆境を乗り越えていく決意をしたのです。

火災がきっかけで、工場の機械を一新することになりました。復活に向け、社長は全国各地の工場を視察し、新しい機械や仕組みを見て歩きました。また、感染拡大していたコロナ対策で「抗菌・抗ウイルスおしぼり」に注目し、抗ウイルス加工を施す機会を導入しました。

それにより、生地上のウイルスを99.999%以上抑制することに成功したそうです。

また、新しい機械を導入したことで、洗浄能力が向上し、作業効率も1.5倍~2倍に向上したそうです。

工場が全焼するという不幸な出来事がありましたが、結果、工場をゼロから作り直すことになりました。

新しい仕組みや機械を導入したことにより、これまで難しかった作業が大幅に楽になったり、ミスなども大幅に減らすことができるようになりました。ゼロから作り直すことで工場全体をアップグレードすることができました。

今では、おしぼりだけでなくユニフォームなどを中心としたリネンサプライ事業も行っております。

一時は、家業を畳むことも考えた状況もありましたが、近隣地域の同業者の方や従業員の皆さんのご協力もあり、復活することができました。

これからも真摯におしぼり業に向き合い、よりよい商品を皆様のお手元にお届けできるように頑張っていきたいと思っております。